DO NOT LEAVE WET by Seiho Vol.3

tokyoscene.jp 限定の特別企画 “NEXT SOUNDS” TOKYO SCENEがレコメンドする次世代を担うクラブシーンのクリエイターによるtokyoscene.jp 10月4日までの1ヶ月限定で楽曲をフリーダウンロード配信。

今月のNEXT ARTISTはSeiho。2年連続でSonar Sound Tokyo、今年はフジロックにも出演。2 Many DJ’s、Capital Cities、Disclosure、Flying Lotusとも共演するなど、注目度急上昇中のビートメイカー兼DJ。クラブシーンのボーダーラインを軽く飛び越えたポップデュオ、Sugar’s Campaignのメンバーとしても活躍中。

表参道交差点にニューオープンした話題のクラブ、「ARC」で行われた、TOKYO SCENEのDJ Bryan Burton LewisとSeihoによる対談の模様と共にお届けします。

だいたいリハーサルで1曲かければ、その箱の「鳴り」が分かるんです。自分の曲だからイコライジングで調整して、低音が足りなかったら、低音を持ち上げたりして。

2人: スミノフで乾杯ー!

BRYAN: これまでは曲が出来るまでの行程を聞いて来たけど、今日は曲が完成してからの話。まず聞きたいこと。曲が出来上がるまでにクラブとかで鳴らして、音を確認したりするの?

Seiho: 僕の曲は楽曲としてリリースするために作った曲と、ライブでPLAYするためだけに作った曲に分かれているんですが、ライブでPLAYするために作った曲は、リハーサルの時点で確認することが多いですね。

BRYAN: 具体的にはどういうこと?

Seiho: ライブでPLAYする曲の方は、ビートが常に刻まれている事が重要だったり、
展開もギュッとまとまっている方が使いやすい。僕はDJじゃなくてライブアクトとして呼ばれるケースが多いので、1回の盛り上げのピークをどこに持って行くか?みたいなところを意識して作ります。逆にリリースする楽曲単位で考えると、1曲のうちに何回か、ピークを作る必要があったりする。

BRYAN: なるほど。じゃあ今度は聴く側のお客さんの話。クラブだったり、フェスだったり、いろんなシチュエーションで同じ曲を聴く機会ってあるよね?で、聴くシチュエーションによって同じ曲が違って感じに聴こえる事があるじゃない?例えばここ、ニューオープンした「ARC」もそうだけど、新しいクラブもどんどん出来る。Seihoは、楽曲を作る時に、箱の音の「鳴り」って気にしたりするの?

Seiho: 僕のライブの場合は100%オリジナル楽曲なので、だいたいリハーサルで1曲かければ、その箱の「鳴り」が分かるんです。自分の曲だからイコライジングで調整して、低音が足りなかったら、低音を持ち上げたりして。

BRYAN: なるほど。自分の楽曲でデフォルト(基本)のセットを作っているから、ある意味、音が安定している。で、そのセットに新曲を入れる場合は、その都度調整するって事だね。それは楽だし、頭いいねー。

Seiho: いえいえ(笑)。

BRYAN: それからさ、リスナーの再生環境によっても、音の「鳴り」って違うじゃない?ヘッドフォン、スピーカー、俺みたいに車のウーファーでガンガンに鳴らす人もいたり。どこを想定して曲を作っている?

Seiho: なるべくいい環境で聴いて欲しい、というのはあるけど、そんなに良くない環境で聴くというのもユーザーの自由だし。

BRYAN: ちなみに今回のフリーダウンロード楽曲、「DO NOT LEAVE WET」はどんな所で鳴らすイメージで作った?

Seiho: この前、無音フェスに出演したんですよ。(スピーカーは無音。お客さんがヘッドフォンをして踊る。通称サイレントディスコ。)みんながヘッドフォンをして踊っているのは面白かった。ああいう所でかけるのが理想かも。

BRYAN: でもちょっと変な空気じゃなんじゃない?

Seiho: 確かに(笑)。でもあの変な空気が好き。ああいう楽しみ方もいいな、と。

BRYAN: じゃあぜひ今度やってほしい!みんなヘッドフォン持参でね。

Seiho: ヘッドフォンから鳴る音でLRの相違とかがくっきり分かったりするのもおもしろい。

BRYAN: 1人だけヘッドフォンをLR逆にしてるヤツがいて、違うノリになってたりね。

Seiho: 笑。

BRYAN: でもそう考えると、まだまだ音楽を再生する場所は、いろんなポテンシャルを秘めているってことだね。

Seiho: 確かにそうかもしれませんねー。

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