Keep Your Mind by DRUNKEN KONG Vol.03

TOKYO SCENEがレコメンドする、次世代を担うクラブシーンのクリエイターが毎月1人ずつ登場。tokyoscene.jpのために特別に制作してくれた楽曲の背景についてインタビューした模様をお届けします。楽曲は12月31日までの1ヶ月限定で、フリーダウンロード配信中!

12月のNEXT ARTISTは、テクノシーンで注目の男女デュオ、DRUNKEN KONG!!表参道の話題のクラブ、ARCでインタビューを行いました。DRUNKEN KONGは、D.SinghとDJ KYOKOによるテクノユニット。2015年にはテクノシーンの大御所、Christian SmithのレーベルのTronicから、EPとコンピレーションをリリースして、反響を呼んだ彼ら。さらに2015年夏に実施したヨーロッパツアーも大成功。現在は、DRUNKEN KONG presents “INTENTION”をWOMBで開催中。WOMBが誇るレジデント・パーティーとして人気を博しています。

Dにインドの血が入っているということが曲作りにも影響しています。例えば4分の4で私がカウントしていたものを、Dは全然違うリズムでとらえていたり。インド音楽の影響なのか、普通の人はここで入れない、っていうところにベース音を入れてきたり。

RYU: DRUNKEN KONGは今まで何曲くらい作ったの?

2人: 何曲かな?果てしない数です(笑)

KYOKO: 完成形の曲としてパソコンに入っているのを考えると、100曲は下らないかなと。

RYU: すごいねー。ちなみにスタジオはどっちかの家にあるの?

KYOKO: もともとはそれぞれの家のスタジオでファイルを送り合っていたんですけど、最後のミックダウンの工程がファイルの送り合いだとなかなか難しくて。「ここをこうしたい」「こう直したい」みたいな、言葉で言い表せないモノが大変になってきて、今は1つのスタジオでやってます。

RYU: ちなみにソフトはなにを使っているの?

D.Singh: Logic1本ですね。

RYU: なるほど。シンプルにね。DはLAでサウンドエンジニアの勉強をしてたそうだけど、そこではどんな勉強をしてきたの?

D.Singh: 音楽大学に入ってたんですけど、オーディオ・レコーディングと言って、スタジオワークを中心に学んできました。

RYU: テクニカルな部分だね。俺は小中高とLAだったんで良くわかるんだけど、向こうは音がぶっといよね?DRUNKEN KONGの音にも実は影響してたり?

D.Singh: そうですね。アメリカはみんな低音が好きじゃないですか?特にヒップホップとか。それはあるかも知れませんね。

RYU: あとよく言われるのが、コンセントの電圧の問題。むこうは電圧が高いから音が太いという話も。ラジオなんかも音が圧倒的に太いもんね。

D.Singh: 確かにそれは感じますね。

RYU: DRUNKEN KONGの曲作りにおいてこだわっていることって?

D.Singh: やっぱりグルーヴです。一番のポイントです。グルーブがいいとシンプルな曲でもずっと踊っていられるじゃないですか。そこは一番こだわっているポイントですね。いろんなヴァージョンを作って、どれが一番グルーヴ感があるかを聴き比べています。

RYU: そのグルーヴってどうやって測っているの?

D.Singh: やっぱりフィーリングです。あとは曲としてのイメージがどれくらい湧くか、もポイントです。たとえいいグルーヴができても、それが曲にならないということもあるんで。DJとしてのKYOKOの意見も聞きながら。

RYU: なるほど。

KYOKO: あと私とDが違うな、と思うのは、Dにインドの血が入っているということ。曲作りにも影響しています。例えば4分の4で私がカウントしていたものを、Dは、全然違うリズムでとらえていたり。インド音楽の影響なのか、普通の人はここで入れない、っていうところにベース音を入れてきたり。スネアも若干ズレているのを良しとしたり。そういう点でインドの血が濃いなと思ったんです。だからお互い分かり合うまでに時間がかかりました。

RYU: それは面白い話だねー。ある意味2人のフレイヴァーだから絶対に残していってほしいな。

KYOKO: 今は曲作りする時の最初の段階では、まずDの感覚を大事にしたいなと思っています。私が持つ日本人の感覚が入るのは、もう少し後の工程でいいな、と思っているんです。

RYU: なるほどおもしろい!いいバランスだねー。来週はDRUNKEN KONGの今後の野望について聞いていきたいと思います。

ARC ミュージック・ファッション・カルチャーが持つ、既成概念に囚われない自由な発想、止むことの無い探究心、普遍的な美しさ、それらが与えてくれる刺激と発見を愛でる人々が交流し、そこから新たなムーブメントを生み出していく場所、それが「ARC」である。

OTHER ARTIST
続けて読みたい! あなたにオススメの記事