TOKYO SCENE feat.Jinmenusagi by HyperJuice Vol.02

TOKYO SCENEがレコメンドする、次世代を担うクラブシーンのクリエイターが毎月1人ずつ登場。tokyoscene.jpのために特別に制作してくれた楽曲の背景についてインタビューした模様をお届けします。楽曲は3月3日までの1ヶ月限定で、フリーダウンロード配信中!

2月のNEXT ARTISTは、fazerockとharaの2人によるサウンドチーム、HyperJuiceが登場。2013年に結成した彼らは、メンバー、クルーが入り乱れフロアを激しく揺らすLIVE/DJパフォーマンスで注目を浴びる。
パンクバンド出身のfazerockと、元レコードショップバイヤーで様々な音楽ジャンルに精通するhara。出自の全く異なる二人が生み出すハイブリッドでオリジナルな楽曲群は、まさにカテゴライズ不可能。また今回のトラックでフィーチャーしたJinmenusagiは、日本語を破壊し再構成するアプローチや独特の声質が話題のラッパー。ぜひ彼にも注目したい!

ベースミュージックって、ダンスホールとかハウスとかガラージとかダブステップとかの歴史を踏まえた上で、全部ミクスチャーされて進化し続ける、最強の音楽と思ってます。

RYU: HyperJuiceの結成の経緯はどんな感じなの?

hara: 結成は2013年です。もともと僕もfazerockもソロで活動していたんですが、ある時「2人で組んでいろんな方向性を探ってみようか?その方が面白いコトができそうかも」ってことで、一緒にやるようになりました。

RYU: hara君は最初にfazerockと会った時、どんな印象だったの?

hara: 曲作りを始めたばかりだったんですけど、「勢いでやってるな〜」と(笑) もともとfazerockはバンドをやってたんですが、バンドマンらしい勢いがあるなと思ってました。

fazerock: 僕はバンド出身で、クラブミュージックの歴史だったり、昔のクラシックスだったりを全然知らないでDJを始めたんです。haraはその辺をしっかり理解してDJしていて、「骨があるやつだな」と感じました。

RYU: やっぱりバンド出身の人とクラブ出身の人って、どこか鳴らす音も違う気がするよね。じゃあそれぞれの音楽のルーツって?

fazerock: 僕はパンクです。ハイスタとかピザオブデスレコーズ周辺の音ばかり聴いてました。コピーバンドもやったんですが、その時はドラム担当でした。

RYU: そのバンドマンが初めてクラブに行った時はどうだった?

fazerock: もともとドラマーなんで、「機械で作ったバスドラの音なんてふざけんじゃねえ」って思ってたんです。

RYU: クラブ用語だとキックって言うしね。

fazerock: だけど、実際に箱で聴いたらその良さが理解できたんですよね。

RYU: なるほど。じゃあhara君の音楽のルーツは?

hara: 僕は中学生の時はミクスチャーロックを聴いてました。HIFANAを好きになったのをきっかけにサンプリングカルチャーに目覚め、そこからどんどんアンダーグラウンドな方向に。その後はブレイクコアなんかにハマり、そのサンプリングの元ネタでもあるクラシックスを掘るようになって、DJするのがどんどん楽しくなっていった、という感じですね。

RYU: 今の世代のクリエイターはみんなそういう感じで、昔の音をたどってきたんだろうね。じゃあJinmenusagiの音楽のルーツは?

Jinmenusagi: 中学時代にエミネムを聴いてました。だけど彼のラップに難しさを感じて、次にRUN DMCとかビースティー・ボーイズを聴き始めたら、これなら俺でも真似できるって思って替え歌を作って、・・・みたいな感じです。

RYU: でも今は全然スタイル違うじゃん(笑)

Jinmenusagi: あ、でもビースティー・ボーイズって途中からバンドサウンドが入って来たじゃないすか。そういうのから俺もミクスチャーとか聴くようになって、一時期ラップが全く乗ってない、スリップノットとかのメタルを聴いてた時もあって、そういうエッセンスが今の俺のラップにも入っているのかな、と。

RYU: ハードコアだねー。俺は完全にオジー世代だけどね。

3人: 笑

RYU: さあ、HyperJuiceに聞きたいんだけど、ベースミュージックって一言で言うとどんな音楽?

hara: すごく抽象的な言葉なんですけど、今ヨーロッパで主流になっている、ダンスホールやハウス、ガラージ、ダブステップなどの歴史を踏まえた上で、全部ミクスチャーされて進化し続けている音楽と捉えていて、最強の音楽と思ってます。

RYU: なるほど。分かりやすい!来週は3人の音楽制作の裏側をのぞいてみようと思います。

3人: よろしくお願いしまーす!

logounit UNIT 2004年7月にオープンして以来、新たなる音楽文化創造の場として東京発の情報を発信しているUNIT。徹底的に音にこだわったトップクラスのファシリティは、各方面から高い評価を得ている。また様々なニーズに対応可能なフレキシブルな空間、階上のカフェUNICEや階下のバーSALOONとの連動など、多彩なスタイルのイベントが開催できるのも魅力のひとつ。

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