レペゼン横浜、ヒップホップのレジェンドグループ、OZROSAURUSが登場

毎週迎える全52組のゲストDJ/アーティストが選曲したプレイリストとともに、その“アーティスト像の裏側”= “BEHIND THE MIX”を探っていく『RDMS powered by SMIRNOFF』。

ゲストの選曲から導き出される、バックグラウンド、歴史、価値観、哲学に迫る!

第37回目のゲストは、レペゼン横浜、ヒップホップのレジェンドグループ、OZROSAURUSが登場!MCのMACCHOと、NYでスキルを磨いたDJ SN-Zのコンビで数々のアンセムをドロップ、2015年には6人体制のバンドへと生まれ変わり、シーンを激震させた。その6人とは、MACCHOとDJ SN-Zに加え、武史(山嵐)、Bunta(TOTALFAT)、YD(CRYSTAL LAKE)、GUNHEAD(HABANERO POSSE)というあまりにも濃いメンツ!いま一番ホットなグループ、OZROSAURUSからMACCHO、DJ SN-Z、GUNHEADがやってきた!

CHOICE 1
自身のキャリアを振り返り、大きな影響を受けたアーティストの曲
DJ SN-Zセレクト: The Notorious B.I.G.“Big Poppa”
GUNHEADセレクト: Grandmaster Flash“The Adventures Of Grandmaster Flash On The Wheels Of Steel”

DJ SN-Z: 俺が高校3年生の頃にリリースされた曲です。元ネタのアイズレー・ブラザーズ “Between The Sheets”にもシビれたし、PVでもアメリカのハウスパーティの感じがモロに出ていて憧れましたね。あ~、俺もこういうことしたいな~って。

MACCHO: したいんだ(笑)

DJ SN-Z: 2016年は、OZROSAURUS主宰のハウスパーティに皆さん、お越しください(笑)

GUNHEAD: 僕はグランドマスター・フラッシュの“The Adventure Of~”を聴いて、DJってこんなことができるんだって感動して、DJを目指すきっかけになりました。

MACCHO: 俺はボクシングをやっていたんで、黒人の選手の入場曲がヒップホップだったところから入っていきましたね。

まずは三者三様のバックグラウンドを語ってもらった。
音楽に限らず、ファーストインパクトの大きさというのは、ずっと影響しつづける。DJ SN-Zは、ヒップホップサウンドの衝撃はもちろん、PVのホームパーティの雰囲気に憧れたとのこと。実際にNYに渡り、数々の有名クラブでブースに立つなど、その夢を実現しているのは“すごい”のひと言。
GUNHEADは、DJのスキルの部分に感動を覚え、MACCHOはボクサーの入場シーンに衝撃を受けるなど、入り口はそれぞれだが、いまこうやってひとつのグループで活動し、影響を与え合っているのが面白い。

CHOICE 2
最近気になっている、メンバーにおすすめしたい曲
GUNHEADセレクト: SAM BINGA“TEK NUH CHAT feat. REDDERS”
DJ SN-Zセレクト: Kanye West ft. Post Malone & Ty Dolla $ign“Fade”

GUNHEAD: 個人的に、2015年に買ったアルバムでベストだと思っています。もともとはドラムンベースなんですけど、カテゴライズしづらいのにバランス感覚はいいし、音質もすごい。

DJ SN-Z: ガンちゃん(GUNHEAD)と知り合ってから、よりいろんなジャンルを聴くようになったね。特にメンバーが増えてから、それまで聴いていなかったロックとかも聴くし。

MACCHO: ロックのライブに行くようになったよね。

DJ SN-Z: 俺がおすすめしたいのは、“Fade”。ファンキーなところもポイントなんですけど、ハウスシンガーのバーバラ・タッカーの“Deep Inside”が入ってくるんですよ。NYにいた頃、バーバラのパーティにもよく行っていて、よく怒られましたね。

MACCHO: なんで怒られたの?

DJ SN-Z: まあ、いろいろあったんだよ(笑) 今のヒップホップは、アーリー90’sへのオマージュが流行っていて、この曲はフィーチャリング含めて、自分的にすごく新鮮に感じましたね。

キャリアに影響を与えた楽曲の後は、最近のお気に入りを聞いてみた。GUNHEADはトラックメイカーの視点が光るセレクト。サム・ビンガはベースミュージックシーンでは以前から注目を集めていたUKのアーティスト。そのデビューアルバムに収録されていた“TEK NUH CHAT”はドラムンベースを軸に、グライム、ダブステップ、ジューク、フットワークなどの要素が散りばめられており、斬新で緻密なビートメイクで話題となった。DJ SN-Zは、自身のNYでの思い出を振り返りながら、90年代リバイバルへ言及。こういった着眼点の違いが今後OZROSAURUSの楽曲にどう反映されていくのか、今後も注目したい。

CHOICE 3
メッセージに共感できる曲
DJ SN-Zセレクト: OZROSAURUS“ON AND ON”
GUNHEADセレクト: Nanjaman“SOUND TERRORIST”

itunes

ON AND ON
OZROSAURUS

ジャンル: ヒップホップ/ラップ, ミュージック

itunes

SOUND TERRORIST
Nanjaman

ジャンル: レゲエ, ミュージック, ヒップホップ/ラップ

DJ SN-Z: 前に行けるところまで行くぜ!っていうポジティブなメッセージ性が大好きですね。ブルージーなトラックのなかで、MACCHOがしっかりとラップをガッチリと乗せているうえでこのメッセージというのが、個人的に超好きですね。

MACCHO: この曲はシングルでリリースした時に、ジャケットに桜を描いてもらったので、“春”のイメージがあるんですよね。1年の始まりやなにかのスタートという。

GUNHEAD: 僕が普段からめちゃくちゃ意識しているのは、ナンジャマンの“SOUND TERRORIST”のリリックにあって、それが“俺らの前に道はない。俺らの後に道があるんだ”なんです。人の真似をせずに、自分たちのやり方で作っていくのが、一番大事。そのためなら、テロリストみたくぶちかましていくぞって。この曲に助けられるときがいっぱいありますね。

MACCHO: 間違いない。横浜のアンセムですね。

レペゼン横浜のOZROSAURUSらしい選曲が揃った。DJ SN-ZはOZROSAURUSの“ON AND ON”(2004年)を選曲(当時、DJ SN-ZはROMERO SPとして同曲に参加)。MACCHOとDJ SN-Zの体制になる直前の楽曲であり、発売日が3月3日であったことからジャケット画像にはグラフィティで桜が描かれている。
一方、GUNHEADは横浜レゲエシーンで“兄貴”と慕われるNanjamanをセレクト。リリックでは、テロリストを糾弾する側も相手から見ると“テロリスト”であり、平和を願う自分たちも“テロリスト”と呼ばれるかもしれない、と平和を希求。誰もやったことのないことを貫こうという熱いメッセージが込められている。

CHOICE 4
6人体制になったOZROSAURUSの強みがでている曲は?
OZROSAURUS“OG”

DJ SN-Z: 6人になったことで、想像力も増えました。俺とMACCHOはヒップホップ畑ですけど、他のメンバーはみんなジャンルが違うので、そこにすごく刺激されていますね。人間としても俺を成長させてくれるバンドです。

GUNHEAD: これまでいろんなジャンルをまたいでやっていたつもりだったんですけど、今はすごくフレッシュですし、30代後半でこんな気持ちを味わえることにすごく感謝してますね。バンドも“生き物”なんで、6人それぞれが成長していく過程が面白くて、充実感があります。そして、それがお客さんに伝わるのがすごくいい

MACCHO: 俺くらいヤバい奴が6人も集まっちゃったから、本当にヤバい(笑)

DJ SN-Z: 本当に夢みたいですよね。最初に構想した6人に声をかけたら、誰一人欠けることなく集まってくれた。

――新曲の構想は?

GUNHEAD: ありますね~。くっそヤバいのがあります(笑)

MACCHO: まだ詳しくは言えないけど、いろんな業界が『マジで!?』ってなると思いますよ。ヤバすぎて今は言えない(笑)

ジャンルの壁を破壊して集合し、実現した新生OZROSAURUS。まさに音楽シーンのアベンジャーズのようなスーパーグループの最新楽曲「OG」は、躍動感溢れるバンド・サウンドにMACCHOの熱いラップがマッチした傑作となっている。コメントからも現体制の充実感が伝わってくるし、次の楽曲はさらにヤバい!とのことで期待は右肩上がりだ。今はシーンの話題を一身に集める「OG」を聴きこんでほしい。

2015年にヒップホップシーンの枠を飛び越えて、バックグラウンドが異なる6人が集結、大きな注目を集めることとなったOZROSAURUSのバンドへのトランスフォーム。最新シングル「OG」のリリース直後に登場してくれたMACCHO、DJ SN-Z、GUNHEADの3人。
彼らの濃く熱いトークをお届けした今回は、3人のバックグラウンドに触れながらも、共通の音楽哲学を感じることができたのではないだろうか。今後もOZROSAURUSから目を離すことができない!

OTHER ARTIST
続けて読みたい! あなたにオススメの記事