天真爛漫、キュートなルックスで高い支持を獲得しているAISHAが登場

毎週迎える全52組のゲストDJ/アーティストが選曲したプレイリストとともに、その“アーティスト像の裏側”= “BEHIND THE MIX”を探っていく『RDMS powered by SMIRNOFF』。

ゲストの選曲から導き出される、バックグラウンド、歴史、価値観、哲学に迫る!

第44回目のゲストは、そのパワフルかつエモーショナルな歌声で大きな注目を集めている女性R&BシンガーAISHAが登場!その歌声は海外アーティストからも愛され、Gang StarrのグールーやRun-D.M.C.のDMCなどとの共演も果たしている。2015年11月には待望の2ndアルバム「Pink Diamond」をリリースし、さらなる幅広い音楽性を披露してくれた彼女!天真爛漫かつキュートなルックスで同性からも高い支持を獲得しているAISHAのバックグラウンドに迫る!

CHOICE 1
子供の頃、親が聴かせてくれた曲
Chaka Khan“I Know you, I Live You”

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I Know you, I Live You
Chaka Khan

ジャンル: R&B/ソウル, ミュージック, ディスコ, ロック, コンテンポラリー R&B , クワイエット・ストーム, エレクトロニック, ファンク, ダンス

「お父さんがトロンボーンの奏者だったんですが、家の中ではいわゆるブラックミュージックばかり流れていました。マイケル・ジャクソン、チャカ・カーン、ダイアナ・ロス、スティービー・ワンダーとかそういった音楽が多かったですね。車の中では、お母さんが選曲をしてくれて、私がメインを歌って、お兄ちゃんがハーモニーを歌うという毎日でした。当時の写真を見ると、ホイットニー・ヒューストンの楽屋でアイシャが寝ているものとかあって、本当に家庭は音楽にあふれていました」

父親はスティービー・ワンダーのアルバムやツアーに参加するほどの一流プレイヤーであり、母親はシンガー/ダンサー、という絵に描いたような音楽一家に生まれたAISHA。それゆえに培われたソウル、R&B、ゴスペルなどのブラックミュージックの深い素養は、現在の彼女のスタイルの源になっている。セレクトした曲は1981年に発表された曲。現在26歳(1990年生まれ)にして、リアルには体験してこなかった過去の偉大なるブラックミュージックに精通している、AISHAらしい選曲。

CHOICE 2
この人は永遠の憧れ、シンガーとして大先輩の曲
DIANA KING“I Say A Little Prayer”

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I Say A Little Prayer
DIANA KING

ジャンル: ポップ, ミュージック, レゲエ, ダンス, Modern Dancehall, エレクトロニック

「ダイアナ・キングは小さい頃から聴いていて、よく真似もしていました。パワフルかつダイナミックに歌うところと、スウィートでセクシーに歌うところの両方が本当にすごいんです!彼女のフェイクひとつ聴いても感動します。どうしたら、あの感情を出せるのか、研究しながら真似して歌ってました」

1990年代を代表するディーバのひとり、ダイアナ・キング。彼女は、1stシングルである「Shy Guy」(1995年)が、ワールドワイドにヒット。ウィル・スミス主演の映画『バッドボーイ』の主題歌となり、大ヒットを記録したため日本でも馴染みの深い1曲だろう。彼女のもうひとつの代表曲である「I Say A Little Prayer」(邦題「小さな願い」)は、ディオンヌ・ワーウィックのカバー曲。ディオンヌは、ホイットニー・ヒューストンの従姉妹にあたり、グラミー賞も複数回受賞した偉大なシンガー。アレサ・フランクリンにもカバーされるなど、時代を越えて愛され続けている曲なので、ぜひAISHAバージョンも聴いてみたいと思う人も多いのではないだろうか。

CHOICE 3
近頃のAISHAのライフスタイルのテーマ曲
Tori Kelly“Worth It”

「歌詞が個人的にすごく共感できるんです。“小さい頃から夢見ていたことが、いつ叶うんだろう? でも、ここまできたのだから焦らないで一歩ずつ進んでいこう”っていう歌詞。悔しい時…ライブで100%出せなかった時とかによく聴きますね」

過去の偉大なアーティストを続けてセレクトした後に登場したのは、次世代の女性シンガーソングライターのなかでももっとも注目を集めているトリ・ケリー。2012年頃からYouTubeの投稿動画が話題を呼び、エド・シーランやサム・スミスのツアーに同行。そして、満を持してリリースされた1stアルバム『Unbreakable Smile』が大ヒットし、グラミー賞にもノミネートされるなど、シンデレラストーリーを地で行く彼女。
と、文字で要約するとこうなってしまうが、AISHAがセレクトした「Worth It」はデビュー以前の曲。注目を集めて夢が叶うところまで来ているが、まだまだ叶わない。そんな心境を綴った歌は、アコギと彼女のボーカルというシンプルな構成も相まって、心を打つ。

CHOICE 4
こんなトラックで歌ってみたいと思う曲
Artful Dodger“Please Don’t Turn Me On”

「メロディだけ聴くと、私のどストライクR&Bなんですが、トラックだけで聴くとハウスで、この相性がすごく気持ちいい!歌詞はどういう内容かというと…タイトルは“その気にさせないで”くらいの意味なんですけど…ちょっと言いづらいな(笑) 汗かいてきちゃった(爆笑) レディには言いにくい内容です!」

アートフル・ドジャーはUKの2人組ユニットで、ガレージや2ステップを基調としたプロダクションで一世を風靡。クレイグ・デイビッドとの共演「Re-Rewind」が特に有名だ。R&Bとダンスミュージックの軽快なトラックの融合は、今なお新鮮に聴こえ、アンダーグラウンドのプロデューサーが国内チャートに食い込むヒット曲を生むという土壌はUKならでは。そういった図式の顕著な例として、最近ではディスクロージャーがいるが、実は彼らもこの「Please Don’t Turn Me On」をリミックスしている。

CHOICE 5
最近のAISHAはこんな感じ!AISHAの近作からおすすめの1曲
AISHA“MAKE LOVE”

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MAKE LOVE
AISHA

ジャンル: R&B/ソウル, ミュージック

「2ndアルバム『Pink Diamond』が2015年11月にリリースされました。女の子はジュエリーショップでいろいろ眺めるじゃないですか。こんなにいっぱい宝石があるのに、なぜダイアモンドが選ばれるのかな?って思って、きっと素敵なパートナーと一緒に、楽しいことも苦しいことも共に過ごして、ダイアモンドはずっと輝いていくんだろうなと感じたんです。宝石にはそれぞれ“石言葉”があって、ピンクダイアモンドは“永遠の絆”なんです。このアルバムもずっと愛されたらいいなと思い名付けました。このアルバムに収録されている“MAKE LOVE”はズンバのトラックになっています。ズンバは、ダンスとフィットネスが混ざったものなんですけど、世界185か国で踊られているものです。YouTubeでも、この曲で世界中の人が踊ってくれているんです!」

AISHAの最新アルバムから「MAKE LOVE」をセレクト。序盤はAISHAならではのエモーショナルでパワフルなボーカルを楽しめるが、一転不規則なビートの乱打とブレイクが訪れるという、聴くとビックリの展開。ボーカルパートとインストパートのクオリティがそれぞれ高く、ディプロも驚く世界でも類をみない斬新なダンスミュージックに仕上がっている。EDM系のイベントでも映えそうな1曲であり、プロデューサーである今井了介とGUNHEAD(HABANERO POSSE)の手腕が十二分に発揮されている。

音楽一家で育ったAISHAならではの味わい深い選曲をお楽しみいただけただろう。選曲内容だけを見ると“26歳の女の子”というより、30代中盤から後半?とも思えてしまうような、オトナな選曲だったが、これこそがバックグラウンド。音楽環境によりリアルタイムでヒットした曲だけではなく、身近に聴いた曲こそが音楽志向の形成の種となるということなのだ。しかも、彼女のスタイルはそのバックグラウンドに最新の楽曲のエッセンスを融合していくのだから、奥深さがあるのも納得。

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